「沁梧さんって何歳なんですか?」


助手席には由衣が座った



「20歳だょ、優真はもぅ21歳。」



「どぅいう関係ですか?」



私の質問には優真さんが応えた


「同級生。」



ぶっきらぼうな応え方だったけど


それもまた優真さんの魅力に変わっていた



「…名前教えてくれる?」




沁梧さんが由衣に聞いた



あたしは聞かれてないからと



優真さんにもらった飴を舐めた