こころSide

はぁ…

氷河…

わかってたのに

氷河には凪桜ちゃんしかうつっていない事…

これでまた少し進んだんだろうな…

私の勝ち目ないじゃん…

それも最初からわかってた

それでも負けたくなかった


本当は、私は最初から凪桜ちゃんに嫌がらせしてるのはあの先輩だってこと知ってた

偶然見ちゃったんだよね

それでも私は凪桜ちゃんに言わなかった

あんなこそこそ卑怯な事する人が、すぐ手をだしてくるとは思わなかった

計算ミスね

氷河を呼んだのは…

わかってたからかな

勝ち目ないって

凪桜ちゃんが先輩に連れていかれるのを見て、私はすぐに氷河に言った

まぁ、場所は言わなかったけどね

それはたぶん、試したかったから

場所を知らないにしては氷河が来るのは早かった

それにあんなに怒ってる氷河、初めて見たかもしれない

それくらい好きなんだ

そう再確認…

私、今まで何してたんだろう…

凪桜ちゃん…

けして嫌いなわけじゃない

いい子だと思ってる

私のこと、疑わなかったしね

それに嫌いなら助たりしない

応援、出来るかな?

したくないけど…

氷河のことが好きなら、凪桜ちゃんと友達でいたいなら…

応援するべきだよね…