嫌がらせの原因、やっぱりこころちゃんじゃなかった

「こころちゃんにお礼言わなきゃね」

「あぁ、そうだな」

氷河は少し嫌そう

「こころちゃん、助けてくれたし氷河も呼んでくれたでしょ?
私はお礼言うよ?」

私が言うと氷河も

「俺も言う」

と言ってくれた

明日、学校で言おう

「明日、学校行けるか?」

氷河が言った

「行くつもりだよ」

「大丈夫か?」

正直、まだ少し怖い

でも先輩には氷河が言ってくれたし、何より氷河がいる

だから大丈夫

「大丈夫だよ、氷河がいるしね」

「しばらく一人になるなよ?」

「うん、わかってる」


………………………

沈黙が続く…

どうしよう、何か話題とかないかな?

その時

「凪桜」

氷河に呼ばれた

私が氷河の方を向くと、氷河は私にキスをした

触れるだけの優しいキス

私はびっくりして氷河を見た

氷河の顔は真っ赤だった
可愛い…

私は思わず笑ってしまった

「あ、あんまこっち見んなよ…」

氷河は恥ずかしそうに言った

「可愛い〜、真っ赤だよ?」

私が言うと、氷河は

「なっ…可愛いとか言うなよ…」

もっと顔が赤くなる

やっぱり可愛い