はつこいⅡ

「なんでそう思うの?」

「あの子、性格悪いもん。絶対そうだよ!!」

「いい子だと思うんだけどな」

確かにちょっとあからさまに氷河にくっついたりしてるけど…

「悪い子じゃないよ?さっきだって心配してくれたし」

「それは、北崎くんにアピールしてるだけだよ!!」

そうなのかな…?

「とにかく、何かされたらあたしに言ってね」

「うん、わかった。ありがとう」

莉夏は本当に私の事を心配してくれてるんだって事がわかった

莉夏が友達でよかったな


教室に戻るとまだ先生は来てなくてセーフ!

氷河が

「さっき、何話してたの?」

と聞いてきた

私はとっさに

「金曜日の事とかだよ

莉夏と柊大くん、付き合うことになったんだってね!」

「あー、そういえば柊大が言ってたな」

嘘ついちゃった…

仕方ないよね…

まだ話すわけにはいかないから