数分たった・・・。
「あ、來!!!」
來が教室に帰ってきた。
そんな來に駆け寄る。
いちを放課後だから教室には私と瑠奈ちゃんと颯太くんしかいなかった。
「どうだったの・・・?」
「それより先に萌亜の方は?」
え?
私の方は・・・。
「あきらめてくれた・・・よ?」
ちょっと恥ずかしくて、
來の顔を直視できなかった。
「はぁ~・・・。安心したぁ・・・。」
そういうと急に來はその場に座り込んだ。
ってか、來の方は!?
「來!!」
「あ、わりぃ。俺の方も大丈夫だった。」
え?
大丈夫って・・・。
「だから、あきらめてもらったってこと!」
え・・・。
「嘘じゃ・・「いっとくけど嘘じゃないから。」
そういうと、
來はニィって笑った。

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