「や、やっといなくなってくれた~。」




そういいながら


つかれたようにため息を漏らす荒井。




「瑠奈ちゃんごめんね・・・。」



申し訳なさそうにいうも萌亜。




萌亜が悪いんじゃないのにな・・・。





「いいって!!またお昼にでも2人で話そうね♪」




そういって荒井もいってしまった。





「大丈夫か?」



俺は2人がいなくなった後


すぐに萌亜に声をかけた。




「うん!へーき。」



そういって笑う萌亜にちょっと安心した。






『奪う』



そう佐倉がいった言葉が何回も頭に流れる。






絶対に無理。



自信はあるけど


そういいきれない。




なんなんだよホントに。




すごく嫌な予感がするのは俺だけ?





そんな思いをかみ締めながら



だた、

俺は萌亜の勉強する姿を見ていた。