あいつはこっちへ来るとニコッと笑った。
「で、何か用?」
俺はすかさずいう。
「別に~?どこいくんだろうって思って?」
そう軽くいうあいつに
ついイラッとした。
じゃぁついてくんじゃねーよ。
そう思いながら、
「おまえが、佐倉楓?」
そう聞いた。
「うん。そーだよ~。」
そういいながらニコッって笑う。
やっぱな。
なんなんだ?
萌亜が好きなのか??
俺がけっこう低い声でいった。
「ついてくんじゃねーよ」
って。
けど・・・。
「いいじゃん!!俺、萌亜に一目ぼれしたし!!」
・・・は?
何いってんのこいつ。
仮にも、彼氏が目の前にいるつーの。
「でも、萌亜は俺のだから。」
俺は睨みながらそういった。
ってか負ける気しねーし。

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