「はぁ・・・はぁ・・・。」 俺と萌亜は歩幅があわない。 「もうちょっと・・・ゆっくり・・・。」 息切れ寸前の萌亜の声は 俺の耳まで届かない。 「ここ。」 そしてついたのは 「体育館倉庫?」 そう 体育館倉庫。 ここならなんとなく安心できる。 ってか誰もいなさそう。 そう思って 俺は萌亜だけを中に入れた。 そして 扉が閉まると同時に。 体育館にあいつが入ってきた。 多分・・・。 「佐倉楓・・・。」