「はぁ・・・はぁ・・・。」
今
どこに向かっているかわからない。
來と小幅があわないから。
「もうちょっと・・・ゆっくり・・・。」
私の方は走ってるみたい。
「ちょ、ちょっと・・・はぁ・・はぁ・・。」
私が話してるのに
來は聞こえないみたいに歩く。
すると
「ここ。」
急に來が止まった。
そこは・・・。
「体育館倉庫?」
前に來ときた体育館倉庫だった。
あまり人もこないから、
來と颯太くんの隠れスポットなんだとか・・・。
「入って・・。」
そういいながら來は『早く』って目でいっているようだった。
「あ、うん。」
そういいながら私はおそるおそる入った。

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