「バカヤローーーーーー」

 そう叫んだ。

「りーちゃん?」

 朱莉もビックリしている。

「李衣亜さん..?」

「あなたもうこんなことしませんよね?もう迷惑を何回かけるんですか?私のお姉ちゃんを殺した上に実の娘の命を奪って。そして朱莉を悲しませて。ほんとバカヤローです。

だからこれから前の罪を償いながら朱莉を守ってあげてください。

前刑務所を出たのも娘が寂しがってると思って抜け出してきたんでしょう?」

 たとえそうじゃないとしても私はそう信じてる。

「・・李衣亜さん。本当に申し訳ない。李衣亜さんの言われたとおりこれからは私が守っていく。・・・君に出来る償いってなんだい?」

「・・・朱莉を幸せにしてくださ~い!」

 私はそういって携帯をきった。

「・・・りーちゃん?」

「朱莉。私朱莉に救われた。おかげで人間のいいところも見つけられたし。だから...約束はたしてくれてありがとう!」

「りーちゃん・・・。私こそありがとう!私りーちゃんといて変われた。こっちこそありがとう。」

 こうして私と朱莉は成長し親友にもなれました。