「そんな怖い顔しなくたってー …彼。ちゃんと来てるわよ?」 『彼』 その響きがとても心地よかった。 私はいつもの指定席へ座った。 「アールグレイを、マスター」 「はいはい」 マスターはにこやかに笑って去っていく。