「竜希くん!」


花屋にいる竜希くんを大声で呼んだ。


あたしに気づくと竜希くんはすぐに店から出てきた。



「鈴さん。今日もお花を?」


「うん!」



あの日以来、あたしは毎日花を買いにきている。


理由は2つある。


1つは


花に興味が出てきたから。



2つ目は


竜希くんのことが好きだから♪



花を愛する竜希くんに恋してしまった。


きっと竜希くんはあたしのことはなんと思っていないと思う。


花にしか興味もなさそうだし・・・。


それでもいいんだ。


あたしは竜希くんのことが好きなんだ。