虹色パレット

意味ありげに笑って、俺の背中を叩いた。

何なんだよ。



「あ、電話みたい」



俺の携帯を勝手に開けた千波。

お前、プライバシーの侵害だぞ!


携帯を奪い取って、電話に出た。



『あ、笹河さん!終わったんですけど』



「すぐ迎えに行きます!」



これ以上、千波に追求されると困る。

俺は急いで外に出た。


千波の家と組長の通う学校は10分くらいの距離。


ゴリ男は車で帰っちまったから、歩きで行くしかない。


仕方なく走って、学校へと向かう。