虹色パレット

阿波の背中にしがみついて、俺を指差す。



「な、何で上半身裸!?」



「あ?着替えてたんだよ」



発狂女が、阿波をチラチラと見て騒ぐ。


…とりあえず、上を着なきゃな。


ワイシャツを着て、発狂女を睨むと阿波がニヤリと笑った。



「笹河、こいつに何やったんだ?」



「知らねぇよ。勝手に叫んでたんだよ」



発狂女め。

俺を犯罪者にしようってか。


チッと舌打ちをすると、怯えたように俺を見てくる。



「…阿波、お前そいつと結婚しろよ。組長は諦めろ」



「ふざけるな。何で、俺がこんな女と…」



いいじゃねぇか。

よく見れば、イイ女だぞ?