虹色パレット

俺はその笑顔にいつも助けられてきた。



「今度は私が助けてあげる番です」



なんて言うけれど、いつも助けられていますと言えなくて。



「俺だっていつでも助けますから」



「いーえっ、私だって」



「いえいえ、俺が…」



何度も繰り返していると、阿波が入ってきて呆れたような顔で俺を見てきた。



「タイミング悪いやつだな」



「いつまでも言い合いしてないで着替えろ」



紀一もやってきて、ニヤニヤとしていた。

おい、コラ。
何嬉しそうにしてんだ。



「やぁらぁしー」



「もう一回言ってみろ」



「やらしーなぁ、慶」



「ちょっと、そこに立ってろ」



銃を持って、紀一に向ける。

慌てて阿波の背中をつかんで阿波を盾にしていた。