虹色パレット

おっ?ヤキモチか。

でも…やり過ぎると、怒らせるからな…。


「冗談。ほら、組長とテレビでも見てろ」


俺もそろそろやらなきゃいけないことがあるんだよな。


「まず、これをどうにかしなきゃな」


窓を直さないと。

業者に頼みたいとこだが、何故割れたのか聞かれそうだしなぁ…。


悩んでいると、最も聞きたくない声が…。



「たっだいまぁぁぁ」



…紀一。

帰ってきちまっ……あ。


そうだ、業者なんかに頼まなくてもいたじゃねぇか。



「紀一。お前にしかできない仕事があるんだけど、いいか?」



両肩をつかんで、真剣な顔で言ってみた。

案の定、乗ってきた。