虹色パレット

とにかく、二人を護らなきゃいけない。


まぁ、敵なんざ3日で潰せるだろう。


ガラスの破片を拾い集めながら考えていた。


「あ、私やりますよ」


「怪我して傷口にばい菌が入り込んだら恐ろしいことになりますよ」


「えぇ!!」



やはり組長は、騙されやすい。

おもしろいからいいんだけどな。


「そんなの笹河さんに任せて、お茶にしよう」


「え、でも…」


「どうぞ、ごゆっくりして…蒼空、あとで説教だからな」


蒼空が、ぎゃあぎゃあと騒いでいたが無視をしていると、組長とキッチンに向かった。


…あいつも、怒らせるとおもしろいな。