虹色パレット

そんな感じで、ふざけていると嫌な予感がした。

組長と蒼空をテーブルの下に隠すと、同時に窓ガラスが割れた。


頬が少し切れた。


「待てっ!!」


俺は、急いで外へ出た。

しかし、誰もいなかった。

くそっ、逃げられた。


「組長っ、蒼空っ!」


「な、何があったんですか?」


組長は泣きそうになりながら、聞いてきた。



「昔のヤクザ映画みたい…ってこれマジですか」



蒼空は、髪の毛を直しながら、テーブルの下から出てきた。


ここ…7階だぞ…?

…隣のビルからか?