“平和”という二文字を知らない人間が、創造した居場所を壊してゆく。



空間を切り裂いて




僕と、君だけを殺してゆく。






核戦争という名の、世界の終わりを告げるファンファーレ。



だんだん近くへやって来る。





それでも君は微笑み、いつか夢見たバオバブの木を濁った空に描き。



僕の左手を、握った。