近くのカフェに入った。 外が寒かったせいか店内はとても暖かかった。 席につきすぐにお母さんはあるひとつの封筒を取り出した。 「これなんだけど。」 その封筒には、 『塚原美沙 様へ』 と書かれていた。 紛れもなくあたしの名前だった。 後ろには、 『神崎雅斗 より』 と書いてあった。 紛れもなく雅斗の名前だった。