スーッ

襖が開く。

「智咲さんいますかー?」


「あ、総司さん??
お風呂入り終わりましたか?」

智咲が沖田の方へ振り向く。

「・・・あの。」

沖田の顔が赤く染まる。
智咲はその視線を追う。

智咲は着替えが途中で、
胸が丸見えだった。

「どっせぃ!!」

ばっこーん

(再び)ちゃぶ台を沖田に投げつける。
男の気絶が2体。

智咲はすぐさまさらしを巻き、
袴を着る。

「ふぅ。部屋に戻ろう。」

覗き男は放置して、
沖田の足を掴み、引きずりながら
近藤たちのところへ急ぐ。

「近藤さん。
智咲です。」

「おう。橘くんか。
入りたまえ。」

「失礼しますー」

部屋の中には、芹沢さんもいた。
沖田を引きずりながら部屋に入る。

「そ、総司?!
そぉぉぉぉじぃぃぃいぃ!?
どうしたっ?!どうしたんだぁぁぁ
鼻血なんかたらしてえええええ?!」

近藤が沖田を見た瞬間叫ぶ。

「いえ。大丈夫です。私がちゃぶ台を投げたら
そのまま・・・」

そういって智咲は顔を伏せる。

「そ?!
そおおおおおおおおおおおおじいいいいいいい?!
頼む!起きてくれ!そおおじいいい!!」

近藤さんが叫ぶ。
智咲はドラマの役者になった気分になった。