もそもそと着替えを始める智咲。
でも何故か上から視線を感じる。
なんか痛い視線・・・

前中学のときにも味わったような・・・

智咲は見られている感覚には鋭い。

・・・絶対、誰かみてる・・・


「誰ですか、そこにいるの。
出てきたらどうですか?」

智咲はそう問いかける。

「・・・ばれた?」

「・・・え?」

天井から人が出てきた

(誰か本当にいたあああああああああああああっ)

「え・・・?
ばれたんちゃうん?」

「えと、あの。
・・・のぞきですか?」

「簡単に言えばそうなるな。」

「・・・叫んでいいですか?」

「ええの?女やってバレるで?」

「・・・・」

智咲は近くにあったちゃぶ台を投げつけたくなる
衝動を抑えた。

「とりあえず、誰ですか?」

「・・・」

「・・・・」

沈黙。のちに

「智咲さんの観察人☆」
男が喋る

「どっせい!」

「っぶ!」

覗き男におもいっきりちゃぶ台を投げつけてやった。

「覗き男成敗!!」

智咲は大きくもない胸を張った。