ガラ

土方が部屋に突然入ってきた。

「なななっ!なんですか!
土方さん急に部屋入らないでくださいよ!
びっくりするじゃないですか!」

智咲は内心いきなり現れた
土方にびびりながらいった。

沖田もびびっている。


「智咲。
おめぇに用があると
芹沢さんが言っている。」

「芹沢さんが・・・?」

「あぁ。
どうやら気に入ってもらえたらしいな。
さっさと言って来い。」
土方は不機嫌そうに言う。

「・・・はぁい。」

嫌々ながらに智咲は返事する。


・・・でも、
なんで芹沢さんが私みたいな
個性もないような人を?

・・・思い当たる節がない。


うん、ここの部屋かな?

「失礼します。橘です。
芹沢さんいらっしゃいますか?」

「おぉ。入れ。」

「失礼します。」

なんか見た感じ・・・
部屋は無駄なものがない感じ。

「本題に入りますが。
私に何か御用ですか?」

一生懸命普段の敬語よりも敬語らしいものを使う。

土方さんいわく、ちゃんと敬語つかえ、とのことだ。
一歩間違えた敬語を使うと斬られかねないらしい。

「あっはっは。
そうせかすな。
まずはゆっくり話そうではないか。」

なんかこの人の雰囲気、誰かと似てる。