「もっとおしゃけ、くらさい!
えへへへーーもっとぉー。」

沖田はこれで智咲に酌をするのは、何回目だろうか。

「まだ飲むんですかぁー?
それも短時間でものすごい量を。」

「えへへへへー
大丈夫らのー。
もっとー
あはー
・・・お酒浴びたい。」

「・・・」

「うーー。
えへへっ
ほっぺぇ」

酒を飲んで呂律が回っていない智咲が、
沖田のほっぺをつかみ、ひっぱたりしている。

「ちょっやふぇてくりゃしゃいよぉ!」

沖田が必死に抵抗している。

「えへへーー
ぶにぃー
ぶにににぃー」

「おい、そこまでにしといてやれよ。」

土方が智咲を止める。


「・・・むぅ
土方しゃんもしてほしいでしゅかぁぁ?」

そういって土方の頬も沖田と同じ状況にする。

「そぉれ、
ぶにぶにぃー。」

「おい、やふぇろ」

「えへへっへーー
おしゃけえええええええええええっ!
もっとのむのぉぉぉぉぉっ」

そういって土方ののんでいた酒を取り上げ、
一気に飲んだ。

「おい!それ俺の!」

頬ぶにぶにから解放された土方が智咲に怒鳴る。

「うっせぇよ、
句集が趣味の癖に詩がへたっぴ野郎!!!」

「んでそれを知ってんだァァァァァァァ!」

「おうおう、すごい飲みっぷりだなぁ?
どうだ、一回飲み比べするか?」


「えぇぇ。
嫌ぁー」