巫女服さんは結構な長話を、一生懸命続ける。
「ある日、双子の娘は女の子に聞きました。
『なんで年をとらないの?』
女の子は少し黙り、そしてゆっくりと口を開きました。
『不老不死だからだよ?』
作り笑顔のような微笑を浮かべて女の子は言いました。
『そっか。』
双子の娘はそんな女の子を察して、その話をきりやめました。
そんな平和なあるひ、双子の娘にひとつの嫁ぎ話が舞い込みました。
もう嫁入りしてもおかしくない年頃の双子の娘は悩みました。
今度はいつ嫁入り話が来るかどうかわからない。
思い切って、双子の妹は、嫁入りすることに決めました。
嫁入りすることにした双子の妹は、女の子に打ち明けます。
『それでさ、あなたはどうする?』
『何が?』
『私が嫁いだ後、あなたはどうする?』
『・・・ずっと、一緒じゃないの?』
『いつまでも一緒ってわけにはいかないよ』
双子の娘の最後の言葉を聞いた女の子は、悲しみました。
ずっと一緒って言ったのに。
幼い嫉妬心だけが女の子を動かし、
双子の妹を殺してしまいました。これでずっと一緒だ、と。
お姉ちゃんは、誰にも渡さない。
私だけの、お姉ちゃん。
生まれ変わっても、私だけのお姉ちゃん。
鍛冶屋の家族の家系は、一人の流れ人によって途絶えました。
これが、鍛冶屋のお話。」
やっと終わった。と巫女服さんは背伸び。



