智咲は巫女服女を見ると、ヒィィと悲鳴を上げる。


そんな智咲に巫女服女は一歩一歩地面を踏みしめて、智咲へと近づいていく。



「何十年ぶり?何百年ぶり?



・・・久しぶり、お姉ちゃん。



そして、成長したね。私の娘。」



智咲は恐怖の顔でいっぱいいっぱいの顔をしていた。
その顔を見てクスリ、と笑う巫女服女は智咲を優しく抱きしめる。



「ああああのあのあの、ここここ怖い怖い怖い助けて助けて助けてェェ!!!!まだ死にたくない!!」


「怖がらなくても智咲さんは不老不死なんじゃないんですか?」


「あっ、そっか。・・・って違う!とにかく怖いの!ていうかいきなり何ですかぁ?」



智咲は恐怖の表情を浮かべて、巫女服女に尋ねる。



「・・・覚えてないの?
そっか。まだ全部思い出せてないもんね。前世の記憶は、そう簡単には思い出せないもんね。でもゆっくり思い出せばいいよ。そして、二人で今度は永遠にすごそう?」


子供をあやすように巫女服女は穏やかに言う。



「・・・前世?また前世のつながりがある人?」


「私は前世じゃないけど、お姉ちゃんは前世かもね。お姉ちゃん死んじゃったもん。私が、殺しちゃったもん。来世で逢えるから。不老不死にして来世で永遠に暮らそうとして、殺しちゃったもんね。」



話がまったくわからないとでも言うように智咲は首をかしげる。



「詳しいことは、あとから教えてあげるよ。」



そういって巫女服女は智咲から離れてゆっくりと自分の顔につけていたお面を取る。






ゆっくりと目を開けた巫女服女の顔は、智咲と瓜二つだった。