「総司よー。なんで智咲にそんな扱いしてんだ?寝たいいってんだから、一緒に寝れやればいいじゃんよ」



智咲が一人で身悶えているとき、沖田と原田は耳打ちしていた。



「いやですよ。左之さんは智咲さんの寝相の悪さを知ってません。いつも布団離れているはずなのになぜか一緒の布団で寝てるんですよ。または布団が入れ替わっています。」


「なんで?!」


「こちらは理性を保つのに必死なのに、そんなことされたら今までの努力が水の泡になります。」


「いんだよそんな理性なんか保てなくても。」


「駄目ですよ。私なんかの手で智咲さんを汚しちゃいけないんです。いつ死ぬかわからない存在で、汚しちゃいけないんです。」



沖田は自分の右手の平を見て、ため息をつく。


「んなまどろっこしいことぁ考えてたのかァ」


原田は面倒くさそうに言った。


「・・・悪いですか。」


「あー?別に悪いことじゃないんじゃねぇか?そんなわざこざ考えてないで、自分の思うように行動すればいいじゃねーか。」


原田はそういい残すと、怪談話大会に戻っていった。




「・・・自由気ままな左之さんは滅べばいいのに」





沖田は原田の背中を見つめて、ポツリと呟いた。