「Aさんは恐怖のあまり、後ろへ引き下がりました。


でも、何かにぶつかります。恐る恐る後ろを振り返ると、




赤い目に巫女服を着て、足の太ももまで漆黒の髪の毛を伸ばした女の人がたっていたのです。首には黒い数珠。数珠に触れると、地獄に引きずり込まれてしまうらしいです。」



「・・・・っひぎゃ」


「智咲さんさっきも言ったとおり、抱きつかないでください。襲いますよ?」


「・・・ひぃ。」



総司の馬鹿!こっちの気も知らないくせに!

涙目の私を置いてけぼりにしても怪談話は進む。


ガリレオ・ガリレイがそれでも地球が回るといったように。



「15歳も行っていない女はこういうのです。


『おねえちゃんは何処?』


知らない、と答えると首と胴体が離れてしまいます。


口から出任せをいうと次の日に女がやってきて、



『騙したね』


そういって無惨な殺され方をされてしまいます。



女に出会ったら、命は最後だと思ってください。


あなたの後ろにも、いつか現れます。地獄の使いが・・・」



左之はその言葉を最後に話しをくくった。



「おおおお願い総司、今日は一緒の布団で寝よう?」


「嫌です」


「嫌!彼氏彼女の仲じゃなかったっけ?!」