「触るな!
気持ち悪いわ!!」
暴れるが、
男の智咲を触る手は止まない。
今度は袴の中に手を入れて、
さらしの上から触ってきた。
「・・・ッッ!
さわんな!
気色悪いんだよ!
やめろよ!」
精一杯暴れる。
が、効果なし。
「嫌がりながらやるのも、
悪くはないな。」
男は不気味に笑う。
「やめて!
本当にやめて!
嫌!!」
「本当は感じてるんじゃないのか?
強情だなぁ?」
「いや!!!!
触んな!!」
さらに触ってくる。
助けて・・・ッ
助けて助けて助けて・・・!
心の中で何度も叫んだ。
男の手が足に移る。
足も触ってくる。
「・・・ぅぅ、
触るんじゃねぇよ!」
両手で精一杯男の手から逃れ、
男の急所を
思いっきりの握力で握る。
「うぐあぁぁぁっ」
男はうずくまる。
それを見た智咲は思いっきり沖田のいる場所まで、
走る。



