「意味わかりませんね」


土方さんは自分の言ったことを段々と理解していき、顔が赤くなっていく。それをみた私も顔が赤くなって・・・。


「・・・今のはうそだ!!絶対!」


耳をふさいで、現実逃避。


「・・・るせぇ!こっちだって本当に思ったことじゃねぇよ!」


「本当?!」


「・・・多分な」


「何その曖昧な感じはァ!」


「るせぇよ!とりあえずお前は出て行け!」


「いいいいわれなくてももッ!」


耳まで顔が真っ赤になっているのがわかる。すぐに立ち上がり、部屋を出て行く。


「しししれつれーしまひた!」



動揺してうまくしゃべれない。



あわあわとして、廊下を歩く。



「なななんで・・・?いつも殴ってばっかりだし、やさしいとことかはまったくなかったし・・・」



思い返すと、土方さんの顔は真っ赤になっていた。冗談で言ったのではないだろう。


もしかすると、誰かと間違えているのかも・・・?



そんな思いがよぎる。
そうだよ。きっと誰かに私を重ねて、殺したくなかったんだよ・・・。



っていうか誰かって誰?