「稔麿はそれはそれは熱心に調べこんでてよォ・・。だから死んだあいつのために俺たちはまた『鬼』について調べることにしたんだァ・・・。しかし、やっと捕まえた女の鬼は、予想以上に強くて・・・前日まで笑っていた仲間も死んだ。」



「・・・。」



自分のことだ。
右目のことは、何も触れなければいいが・・・。



「たった一人で、だぞ?しかも女が。新撰組の中にいるらしい。女だからすぐにわかるだろうよ。今、新撰組に間者を送ってある。すぐに情報が届いているよォ」


・・・やばい。やばいやばいやばいやばい。


まさか、新撰組に間者がいるなんて。すぐに土方さんに知らせなきゃ。



「で、そいつからの情報は、右目に眼帯をした女中だとよォ。」


ギロリと高杉が私を睨む。私は、右目に眼帯をしていて・・・


「いやぁ嬉しいなァ。わざわざ会いに来てくれるなんてよォ?」



高杉が私のあごを掴んで自分のほうへと顔を向けさせる。



「・・・なァ。どうやって不老不死の鬼を殺したァ?」


「知らない。」


高杉は溜息をつくと、私のあごから手を離して、立ち上がる。そして座ったままの私の手を引いて、無理矢理立たせる。


「・・・ちょ、何?」


黙って私の腕を引っ張って、個室に入る。



「・・・拷問がいいかァ?今ここで犯されるのがいいかァ?」


ゆっくりと振り向いた高杉の顔は、月明かりに照らされて少しだけ色気があった。