「あらぁ。初耳やわぁ~。何せ、島原に来て一週間も経ってへんの~。分からないことが多すぎて、困るわぁ」
「そうかァ。なんなら俺が手取り足取り細かいところまで教えてやろうかァ?」
にやり、と高杉が笑う。
「いややわぁ。うちが高杉はんなんかと。うちはそういうことより、高杉はんと喋っとりたいわぁ」
このエロ魔人め。土方に負けず劣らずだ。
「嬉しいことをいってくれるねェ。あんたみたいな花魁は久しぶりにみるよ」
「そうなん?そんなに珍しゅうござんすか?わっちは体を売ってまで商売したいと思わんのです。」
ゆっくりと高杉の杯に酒を注ぐ。
「は。やっぱり珍しいじゃねぇか。こういうのに生娘は多いんだ。お雪は、生娘かァ?」
「き、むすめ・・・?」
「処女だよ」
一気に顔が赤くなる
だってまだ生娘とかだもん!そういう話苦手だし。
「まぁ、高杉はんはそういう感じのお話が好きなんですか?」
「可愛いなぁ。そんなんで顔が赤くなる奴は初めてみたァ。」
「嫌やわぁ!あんまりからかわんといてぇな!わっちはそないな話よりも、高杉はんの生活の話とか聞きたいわぁ。」
必死で話をそらそうとしている感じを装う。
「聞きたいか・・・?俺の日常生活。」
「気になりますわぁ。さぞかし女子に囲まれた生活を送りになりはってるんやろうねぇ」
「ははっちげぇよ。仲間同士で集まって集会したり、この時代の未来を語り合ったりしてるんだよォ」
・・・きた。この話!!



