「・・・そんなことは忘れて、飲みましょう!春さん!」
冬ちゃんが春ちゃんを励ますように酒樽を持って言った。一瞬土方さんが青い顔をしたのは、気のせい!ていうか先輩なのに後輩に『さん』付けかよ。
「ありがとうな、冬先輩!おかげで元気でたわ!」
にっこり、と春ちゃんは心からの笑顔で言った。その場にいた一同がどきっとした。
「・・・っは!総司!総司はどきっとしてないよね?!」
「・・・大丈夫ですよ」
「その間は何だァァァァ!!」
ぐすり、と端っこですねる。どうせ私は誰もどきりともさせれないし?!
「あらぁ~どうしたん、そないに落ち込まんで飲みましょう?」
1人の花魁さんが酒を持ってお酌しに来てくれた。うわぁー綺麗。
「ありがとうー。えっと、名前はなんていうんですか?」
「若葉ともうします。」
「うん。若葉ちゃん!!お酌ありがとうございます!」
そういってお酌してもらったお酒を飲んで・・・飲んで・・・
少しだけ若葉ちゃんに違和感を持つ。
「ええっと・・・花魁さんですよね・・・?」
「・・・」
「ええっと・・・」
「・・・ばれた?」
聞き覚えのある、山崎の声・・・って
「なんでいる・・むぐっ!!」
すばやく手で口をふさがれる。



