私の言葉を聞くと、総司さんは私の腕を掴んで自分の部屋へ向かう。



「へ?!ちょ」



「・・・智咲さんは、私と一緒の部屋は嫌ですか?」


部屋に入るなり、しょんぼり、と総司さんは捨てられたら子犬のような目をする。



「えぇぇぇ?!いや、そういう訳じゃ・・・」



とさっ。



視界が反転して、天井が見える。


総司さんに押し倒されたのだ。



「・・・え?」



「まぁ、行ってもいいですよ?」



さっきの子犬のような目とは変わって意地悪な顔になる。


「・・・え?!えっと、総司さん?」



「春さんというかたと一緒に相部屋になるのをお勧めしますよ?」


「・・・わかったけど、な、なんで押し倒されてるのかな?!」



顔近い!超近い!!うわー顔赤いだろうなー。めっちゃ顔熱い。
ていうか心臓うるさい・・・


「・・・理由はありませんよ?」


「・・・・いや、あの。えっとですね・・・。理由もなくそんなことされたら心臓がもちません。」


何故か敬語。