「えぇ?ほんとにですか?あ、そう言えばなんか様子がおかしかっ。」
「智咲ィィィィィ!生きてるかァァァァァ!」
スパーン!
一気に襖が開いて土方さんがもの凄い勢いで部屋に入ってくる。
「え?え!?」
「お前っ!肩とか右目とか凄い怪我だったんだぞ!どういう拷問うけてたんだコノヤロォォォ!」
智咲の肩を掴んで前後ろにぐらぐらと揺らす。あ゛あ゛!傷がいてぇんだよォ!!
「土方さん智咲さんが死んでます。」
「・・・あ。」
「『あ』じゃねぇぇよ!!殺す気かゴルァァァァ!今まさに拷問受けてる気分だよ?!」
気を取り戻して、思いっきり痛みを土方さんに八つ当たりする。あ、最悪だね。
「ああ。でもおまえのどこにあんな100人以上倒す力あったんだ?俺でも多分無理だぞ。しかも素手で。役人が重症1人、後全員死んでたっつってたぞ」
「また土方さんも。知らないんですよ記憶にないんです!だから知らないこと言われたって無理なんですー。」
本当にねぇ。何を皆そろって言ってるのかしら。
「じゃあ、あれだ。いつから記憶がないんだ?」
「ええっとー。右目抉られたときから!!」
「・・・さり気にグロテスクなこといいますねぇ」
しみじみと総司さんが言う。
「そうとうな衝撃があったからか?でも普通はできねぇよ。
あんな人間よりも並外れたことなんか。」
うんうんと土方さんがうなずく。だから記憶にないんだってば。



