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「・・・山崎。ここか?」


影から見るが、何故かすごく広い。



「ええ。前までは放置されていたはずの蔵が、あんなに警備がいます。しかもわいが言ったときには智咲の叫び声が・・・。完全に黒です。」



「なら急いだほうがいいな。いくぞ!」


影から飛び出して、護衛をしていた浪士を斬りつけ、門の前に立つ。






「・・・あかねぇな。内側から開かなきゃあかねぇ仕組みだ。」


残るは、蔵の戸が開けば中に入れるのだが。


「土方さんどいてください!!」


藤堂の声。すぐに退く。



ドドォォォン!!



戸がばらばらになって落ちる。

「また・・・つまらぬものを斬ってしまった。」


「ごえもん?!」





「御用改め新撰組である!神妙にお縄につ・・・ってえ?」



真っ先に飛び込んだ土方が目を見開く。

土方が見た光景は、ひとりの少女がもう死んでいると思われる人間に馬乗りをしてひたすら殴り続けていた。
周りには100人以上と思われる男が倒れていた。



「智咲さん!」



沖田が呆けている土方を押しのけ、智咲のもとへ走っていく。




「こりゃすげぇ。みんな殴り殺されてる。」


原田が死体を見て一言。斎藤も見物。


「・・・普通の女じゃできる技じゃあない。」


「いや。男も無理やで。智咲は誘拐されたんやなくて誘拐されにいったんやないのか?」


山崎も一言。