ブンッ

少女が浪士を投げる。




ドガァァァァァ!

顔面を鷲掴みされていた浪士は、遠くの壁にぶつかった。即死だろう。



「っの・・・。一斉にかかれェェェェ!!」


谷口の言葉で呆けていた浪士たちが我に帰り、一斉に刀を抜いて一人の少女に斬りかかる。



100人越え 対 1人。

  刀   対  素手。



それでも少女のほうが有利だった。



殴る。蹴る。殴り飛ばす。蹴り飛ばす。

斬りかかってくる浪士を避けて回し蹴り。ぶっ飛ぶ。




とても1人の少女に宿っているとは思えない力で、100人以上はいる浪士たちを素手で殴り殺す。蹴り殺す。



「う゛わあぁぁぁぁ!!!!!」


どんどん浪士が壁に叩きつけられる。床に叩きつけられる。



「谷口さん!あの女の目が・・・赤いんです!さっきまでは黒眼だったのに今は赤眼です!!!」


浪士がそばで隠れていた谷口に言う。


「なななっなんだって!うわぁぁぁ、僕は知らない知らない知らない・・・。」

「何言ってるんですか!一斉にかかれとかいってたでしょ!一緒に倒しにいきましょう?!」

「嫌だってぇ一発でも殴られたら死ぬってぇー。」