・・・・・・・・・・・・・・


「・・・きろ、おい。起きろ。」


バシャン!


顔に水を掛けられた。



「・・・何?てかここどこ?」


手が後ろで縛られている上に柱に縄で縛られている。
しかも無駄に広いし暗い。ざっと大人百人くらいは暴れ回れそう。



「そうだなぁ・・・。叫び声を上げでもって誰も気づかないところ・・・とでも言うべき?」


私を攫った浪士じゃない人が答える。ここのボス的存在か。



「そんなことよりも。この縄外してよ!」


どう力を入れようが、びくともしない。


「ん。それは無理だな。だって逃げるだろう?せいぜい拷問を楽しむがいい。」


「拷問・・・?」


「そうだ。今からお前には『鬼』についてかたってもらおう。」


「なんでそんなこと!ていうかお前誰だ!」


「桂・・・・小五郎とでも言っておこうか。それと・・・鬼はどうやったらなれるものなのだ」


ガッ
私の襟首を掴んで、鬼の刻印を露出させる。



「・・・知るか!でも普通の人間じゃあなれないだろうね?」