「・・・何のよう?」


首に小刀を突きつけられたまま喋る。


「・・・何って・・・吉田先生の仇。酷いことしてくれたな。女子の分際で。」

「仇をして何になるの?今急いでるから。あんたの小さな復讐なんかに付き合ってる暇ないの・・・ぅ゛っ。」


口に手拭いを当てられる。薬・・・?


意識が揺らいでいく。






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「土方さん、いいんですか?智咲さん、楽しみにしてましたよ?その場しのぎにそんなこと言って。大体智咲さんの姿に目を奪われたからって・・・」

ふぅ、と沖田が言う。


「・・・大丈夫だ。それは有り得ない。女中のことは・・・近藤さんに話してみる。」

面倒臭そうに土方は言う。



「・・・さいですか。では、もうそろそろ帰りますか。」



かれこれもう智咲が屯所に戻ってから4時間程経過



「そうするか。これ以上ここにいたら隊務に影響が出る。おい。女将。代金はどれほどになった?」


「ええと30両程」


「・・・・。たけえな。どんだけ飲んでんだあいつら。」


「私も沢山飲みましたよぉ?」



すっかり沖田も頬が紅色に近づいてきている。



土方は額に青筋を浮かべた。



「・・・仕方ねぇ。代金はここに置いておく。おい!もうそこで切り上げろ!もう屯所に戻るぞ!」


「「あらほらさっさー」」


「・・・いつまで引っ張る気だてめえら。」