「あらぁーー!すごく似合うじゃないのぉ!もう機嫌いいから、お化粧もおつけしちゃうわぁ!」


「え・・・いいんですか・・?」


女将さんはすごくニコニコ笑顔。


「ええ!代金はきにしーへんでええよ!さぁ目ぇ閉じててな!」



しばらくして、お化粧も済む。




外で待っている総司さんのところへかけていく。


「総司さん!どう?似合う?!」


総司さんが振り向く。たちまち顔が赤くなる。

「似合う?総司さん!えへへー」

「・・・似合いますよ。代金払ってきます」


顔を隠すようにしてさっさと店へと入っていく。





・・・・・・

「総司さん?今度こそはお医者さん、行きましょうね?」

手をつないで医者の方角へと進む。

「わかってますって。もう、ぬかりないなぁ」


総司さんは苦笑い。



「あっ!!!そうじさぁん!!待ってましたよぅ?でもまた来てくれてよかったですぅぅ!!」


たたた、と着物を着た女の人がこちらに向かってかけてくる。
女の人が一瞬こちらを睨み、それから総司さんに甘ったるい猫なで声でしゃべりかける。


「待ってたんですよぉ?ささ、医者でしょう?もうずいぶんときぃはらなかったから、心配してたんよぉ?」


・・・なんかあたしの存在を無視してるみたい。やな感じ。もしかするとだけど、ずっと前言ってた好きな人ってこの人じゃないよね・・・?