・・・・・・・

「智咲ーっ
早くしないとおいていくわよ。」

「まってぇ!
お母さん!お父さん!」

「ははは。
あんまりせかすんじゃないぞ、----。(母の名前)」

「でも、
早くしないと混んじゃうもの。」

「えへへー
準備できたよお!」

「よし!じゃあ行こうか。」

「うん!!」

まだお父さんがいる。
私にとって家族でいる最後の思い出。
ピクニックにこれから行くんだ。


「ついたぞ。
まだ人は少ないな。
遊具もたくさんつかえるぞ!」

「わぁい!
すべりだいであそんでくる!!」


「気をつけるんだぞ!」

「うん!!」

私が遊具に夢中になっているのを見て、
お父さんとお母さんは微笑んでいた。

ずっとこの優しい家族は続くと思っていた。