「総司さんは?どっかいったの?」


辺りを見回す。


「副長が呼んどる。急ぎの用や。
だから放っといてやり?」


山崎が優しい口調で言う。


「まさか・・・。
ちょ、山崎!今何日?!」

ごそごそと自分のスクールバックを探る。
智咲はスクールバックがリュックだ。


「え?今日か?
文久三年九月十七日やけど?
それがどうしたんか?」


確か、歴史の小事典が入ってるはず!
芹沢鴨が暗殺されるのは、
記憶が正しければ明日だ!
やばいやばいやばい!

あ、あった!
急いでページをめくる。



「芹沢、鴨・・・っ!
明日!やっぱり・・。
と、止めに行かなくちゃ!」

急いで立ち上がる。

「まち。副長らの邪魔をするのは
山崎が許さんで。」


山崎に手を掴まれて立ち上がれない。


「駄目だよ!芹沢さんっ!芹沢さん死んじゃう!
嫌だぁ!!」

智咲は一生懸命暴れる。


「ちょいまち。智咲、お前なんか
顔赤いで?熱あるんないか?」

そういって智咲のおでこに手を当てる。