そういって、
智咲は春に抱きつく。

「おい。入り口でいちゃこいてんじゃねえぞ。」

そういって永倉は智咲と春を引っぺがす。

「ぶー。
まぁいいや。飲もう!
春ちゃん!」

「もちろんどす。」

そういって春と智咲は席に着く。

「春ちゃん。
今日も前みたいにお願いしたいんだけど、
いい??」

「もちろん、ええにきまってるやないの。
なぁに、そのまま島原にくればいいじゃない。
雪として。」

「えー。
島原は遊びに来るのが楽しいんだよー。」


そういって智咲と春は笑いながら言う。
そして化粧室に移動する。


土方はというと、
前にいた、
お雪を探していた。
そして近くの女に話しかける。

「おい。
この間いた、お雪という女は知らぬか。」

「ええ。しりまへんがな。
いたとしても、身請けされたんやないの。」

「そうか・・・。」

結構な別嬪だったからな、
と土方は心の中で頷く。


スー・・・。
襖が開く。

「お雪でございます。」

そういって智咲はお座敷に上がる。

次は誰を騙そうかな・・・。
沖田さんにはもう私の正体知ってると思うし。

そういって周りを見渡す。

また土方さんのところでいっか。

そういってまた土方のほうへ近づいてく。
が、誰かに腕を掴まれた。