救いの手



「疲れたー」


部屋に帰ってすぐにソファーに寝転んだ。

だんだん、親父みたいになってる。


「ねぇー神音。」

天愛は何でこんなに元気なんだ。

天愛の過去を聞いたら大体予想はつくけれど。


「どうしたの?」

「お腹空いた。」

えー

だって、天愛さっきケーキ食べたばっかじゃん。

しかも、半分も食べたんだよ。

有り得ない、この子いったいなんなの?


「佐藤に作ってもらって今、呼ぶから。」