しばらくして、迎えが来た。


「神音様、お迎えに参りました」

「ありがとう。」


天愛はまた珍しい目で見てる。


「神音は慣れてるの?お迎えが来るのとか。」


天愛が変な事を聞いてきた。

慣れてると言ったら慣れているけど。

あたしが、慣れるのも仕方ない。
父親は大企業の社長で母親は世界的なトップモデルで2人共昔から海外を飛び回ってて家には滅多に居ないから…

いつも執事の佐藤によく面倒を見てもらってた。

その結果、それが昔からかたくるしくて20歳になったら1人暮らしする事に決めていた。

親には猛反対されたけど

やっと、親がマンションを決める事を条件に許可を貰らった。

だけど、やけに高くて警備態勢がすごいマンションの最上階になってしまった。

実家よりましだけど。