「えっ!!知らないの?」
知るわけないじゃん。
「別にいいや。天愛は好きな服を選ぶといいよ」
好きな服といってもどれもあたしの趣味にかすりもしないし…
「ねぇー神音。好きな服といわれても無いんですけど」
神音は服を選ぶのに夢中のようだ。
あー
気持ち悪いし目がちかちかする。
「神音ちょっと外出てくる。」
また、聞いてないし。
あたしは定員さんに神音があたしの事を聞いたら外に出てると言ってもらうように頼んだ。
まだ、傷が痛む。
さっきの人、驚いてたなー
そりゃこんな人が来そうなお店じゃないし当然の反応だけど。
