バタバタ過ぎて もう寝る前に――――

そういえば…

「隼人君って 同い年だよね? 高校どこ?」
「隼人、でいいですよ。そう呼んでください。高校は明星だよ」

呼び捨てって…ちなみに明星は私の通っている高校名。

「わ、分かった それにしても私と一緒じゃん」
「同じクラスだといいですね」

笑顔で返された。もう何もいえません。
だって 男に免疫無いんだもん…
あの笑顔に対抗できませぇん うわーん

「おやすみ!!」
恥ずかしくなって 布団にもぐる

「名前呼んでくれないの?」
子犬みたいだ… 断れない

「は、…隼人」
とりあえず言い終わると

「はい。おやすみなさい」

満足されたように返された。

…花が開くような 笑い方で。