目が覚めると、また違う景色。





「…んぁ…?」





密室だった部屋から、扉も窓もある部屋。





「……だれ、が…」





聞かなくとも、分かってはいたけれど。





――――コンコン…





「お目覚めでしょうか。」





「っ!?」





突然 扉の向こうから聞こえた声。