悪魔の血を継ぐ者






飛び付いてきた犬をギューッと抱き締め、聞き逃さないよう耳を澄ました。





「そこにあるだろう。」





「……………はい?」





神宮司蒼空が指した先にあったのは…





「バカじゃないの?何もないじゃん!」





そう、そこにあるのはただの"壁"だけ。