『あの………慶一くん。慶一くん以外に慧くんが居なくなったこと知ってる人いるの?先生から3人知ってる人がいるって聞いたから………』 「はい、いますよ」 『その人たちに連絡ってとれる?もし芽依の居場所とか知ってるなら連絡くださいって伝えてほしいの。電話番号なら連絡網かなにかに載ってるはずだから』 「はい、分かりました。伝えときます」 『良かった………頼むわ。じゃあ、私は芽依からの連絡を待ちたいから切るわね?』 「はい………」 慶一は静かに受話器を置いて、電話を切った。